2025年10月27日の株式市場は、日経平均が史上初の5万円台に到達し、TOPIXも過去最高値を更新するなど、日本市場が大きく上昇しました。背景には、米国市場のインフレ鈍化や利下げ観測による株高、円安進行、そして国内政策への期待感がありました。本記事では、米国と日本の市場動向を分けて詳しく解説し、当日のトレード記録と振り返りもあわせて紹介します。
2025年10月27日の市況|史上初の5万円台突破と米国株高の連動
主要指数(10月27日時点)
日経平均:50,512.32(+1,212.67)
TOPIX:3,325.05(+55.60)
NYダウ:47,207.12(+472.51)
NASDAQ:23,204.87(+263.07)
S&P500:6,791.69(+53.25)
米国市場(10月24日)
10月24日の米国株式市場は、9月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことを受けて、インフレ鈍化への期待が高まりました。これにより、FOMC(米連邦公開市場委員会)による年内利下げ観測が再燃し、投資家心理が改善。主要指数は揃って上昇し、終値ベースで過去最高値を更新しました。
NYダウは前日比472.51ドル高の47,207.12ドルと、史上初の47,000ドル台に到達。S&P500は6,791.69(+53.25)、NASDAQは23,204.87(+263.07)といずれも堅調でした。中小型株中心のラッセル2000も2,513.47(+30.81)と上昇しています。
セクター別では、IT、通信、公益事業が上昇を牽引。特に半導体関連が強く、エヌビディア(+2.25%)、AMD(+7.63%)、マイクロン(+5.96%)が買われ、インテルも0.3%高となりました。一方、テスラは業績懸念から3.4%安と続落。エネルギーや素材セクターは軟調で、WTI原油は61.44ドル(-0.57)、NY金先物は4,126.60ドル(-7.8)と下落しました。
個別銘柄では、好決算を発表したIBM(+7.9%)やフォード(+12.2%)が大幅高となった一方、Deckersは15.2%安と急落しました。債券市場では10年債利回りが4.00%(+0.35pt)に上昇。為替市場ではドル円が152.88円とドル高円安が進行しました。
日本市場(10月27日)
10月27日の日本株市場は、日経平均株価が前週末比で1,212円67銭高の50,512円32銭となり、終値ベースで初めて5万円の大台を突破しました。TOPIXも3,325.05(+55.60)と上昇し、取引時間中および終値で過去最高値を更新しています。
この急騰の背景には、米国市場の上昇と円安進行に加え、米中貿易摩擦の緩和や米CPIの鈍化による米利下げ期待が挙げられます。輸出関連株やハイテク株を中心に買いが広がり、相場全体を押し上げました。
また、国内では高市政権による政策支援への期待が高まり、防衛関連や先端技術分野の銘柄が堅調に推移。一方で、東証グロース市場250指数は734.94(-4.94)と小幅に下落し、新興市場には慎重な姿勢も見られました。
トレード銘柄|GXNDXカバコを積み立て、日水コンを買い増し
楽天証券|積み立て投資
- 2865 GXNDXカバコ
株 価: 1,174.0
数 量: +1口
合 計: 77口
SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 261A 日水コン +1株(合計15株)
売却銘柄
- なし
反省点|含み損銘柄の買い増しで取得単価を調整、ヤマハ発動機がプラ転
日経平均の大幅上昇により、ポートフォリオ全体が堅調に推移。買い増しは含み損銘柄に絞り、取得単価の引き下げを意識した選定を実施しました。特に、長らく含み損だったヤマハ発動機が本日プラス転換したことは、戦略の成果といえます。
