2025年8月21日の市況を振り返ります。米国市場ではジャクソンホール会議を前に投資家心理が揺れ、AI関連株の調整も目立ちました。一方、日本市場は高配当株や金融株に注目が集まるなかで3日続落。積み立て投資とスイングトレードの詳細をブログに記録しました。今後の相場展開を意識しつつ、投資判断を冷静に振り返っていきます。
2025年8月21日の市況|イベント前の静けさと慎重姿勢が鮮明に
主要指数(8月21日時点)
日経平均:42,610.17(-278.38)
TOPIX:3,082.95(-15.96)
NYダウ:44,938.31(+16.04)
NASDAQ:21,172.86(-142.09)
S&P500:6,395.78(-15.59)
米国市場(8月20日)
最近のAI関連株が急伸した反動に加え、利下げ観測への期待と不透明感が入り混じった一日でした。NvidiaやPalantirといったAI銘柄が2%超下落し、「利益確定売り」が相場を押し下げ。
市場は翌週に迫るジャクソンホール会議に神経質になっており、パウエル議長の最後の基調講演(通称「last dance」)に注目が集まっています。9月利下げ期待はCME FedWatchで85%に達するなど強まる一方、FOMC議事録では依然としてインフレ懸念が根強く、FRB内部の意見は割れていました。
債券市場も短期債利回りは低下したものの、長期金利は横ばいでタームプレミアムが上昇。インフレ期待や財政懸念がくすぶる中、株式市場はAI株に陰りが見えつつもディフェンシブ銘柄に資金がシフトする構図となりました。
日本市場(8月21日)
日本市場は米国イベントを前に「様子見ムード」が強まり、日経平均は前日比278円安の42,610円と3日続落。午前中には一時320円を超える下落もあり、投資家の慎重姿勢が浮き彫りとなりました。
背景には、日本銀行の追加利上げ観測や財政懸念を材料とした債券売りがあります。新発10年国債利回りは2008年以来の水準に上昇し、ベッセント米財務長官の「日銀は金融正常化で後手」との発言が利上げ観測を後押し。市場では10月までに5割の確率で利上げが織り込まれつつあります。
為替はドル円147円台半ばで落ち着き、ユーロ円も狭いレンジ推移。大きな材料は見られませんでした。さらに米国でのAI株下落の影響を受け、ソフトバンクなど主力株が重しとなり、市場全体を押し下げました。
トレード銘柄|今日は積み立てとスイング中心
楽天証券|積み立て投資
- 2865 GXNDXカバコ
株 価: 1,076.0
数 量: +3口
合 計: 23口
SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 1719 安藤・間 +1株(合計42株)
- 7272 ヤマハ発動機 +1株(合計115株)
- 7327 第四北越フィナンシャルグループ +1株(合計4株)
- 8354 ふくおかフィナンシャルグループ +1株(合計3株)
売却銘柄
- なし
反省点|イベント待ちの相場にどう向き合うか
本日の日本市場は、イベント待ちの空気と利益確定売りが重なって日経平均が下落する展開でした。ただ、後場にかけてはやや下げ渋り、反動的に値を戻す場面も見られました。この値動きに対して、午前中に仕込んでいた単元未満株がうまく後場の戻りに乗ることができたのは大きな収穫です。
一方で、「たまたまタイミングが噛み合った」という要素が強く、戦略的に狙った結果とは言い切れない点は反省材料。やはり、相場全体のセンチメントやイベント前特有の値動きを意識しながら、仕込みのタイミングを計画的に考える必要があると感じました。
また、今日はデイトレードを控えて積み立てとスイングに集中しましたが、こうした「待ち」の相場こそ、短期の反発を狙ったエントリーや利確の判断がより光る場面です。単元未満株での小回り投資は一定の成果を出せました。