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【収支報告】関税合意の余韻も、日本市場は慎重スタート|7月28日のデイトレ結果

関税合意の余韻も、日本市場は慎重スタート|7月28日のデイトレ結果

7月28日の日本市場は、米欧・日米間での関税合意というポジティブな材料があったにもかかわらず、慎重な値動きが目立つ一日となりました。米国株の過去最高値更新という好地合いの中、日本株は逆行安となり、改めて投資判断の難しさを感じさせられる展開でした。一方で、個人のデイトレードでは売買代金ランキングを活用し、短期収支を着実に積み重ねることができました。本ブログでは、こうした市況背景の分析に加え、実際のデイトレード収支や銘柄選定の狙いまで詳細に記録しています。

2025年7月28日の市況|関税合意の余韻も、日本市場は慎重スタート

主要指数(7月28日時点)

日経平均:40,998.27(-457.96)
TOPIX:2,930.73(-21.13)
NYダウ:44,901.92(+208.01)
NASDAQ:21,108.31(+50.35)
S&P500:6,388.64(+25.29)

米国市場(7月25日)

7月25日(金)から週末にかけてのアメリカ市場は、一言で言えば「関税ショックは回避、好材料が次々と到来」といった様相でした。

特に注目されたのは、トランプ大統領とEUのフォン・デア・ライエン委員長による貿易協議。市場では一時「30〜50%の高関税が発動されるのでは」と緊張感が走っていましたが、最終的にはEUからの輸入品に一律15%の関税という、ある意味「妥協点」に落ち着きました。さらに、航空機部品や半導体装置などの戦略物資に対してはゼロ関税という例外措置も盛り込まれ、実務的な中身に市場は安堵した格好です。

またEU側は、米国からのエネルギー購入を7500億ドル規模で進めるとともに、追加で6000億ドルの投資を約束。この大盤振る舞いは、単なる経済協力を超えた「戦略的パートナーシップ」と言って差し支えない内容で、軍事装備の購入も含まれるなど外交カードとしてもインパクトは大きかったといえます。

これを受けて25日の米株市場は全面高。S&P500は前日比+0.40%の6,388.64、NASDAQは+0.24%の21,108.31、ダウは+0.47%の44,901.92と、主要3指数がそろって過去最高値を更新しました。特にS&P500は5営業日連続、NASDAQも7月中9回目の高値更新となり、夏のボーナス相場とも呼べる熱気を感じさせました。

しかし、リスクが完全に払拭されたわけではありません。トランプ大統領は「8月1日の関税発動は予定通り」と表明しており、特に鉄鋼やアルミニウムには引き続き50%の関税が課される見込みです。一部の医薬品などは除外される可能性があるものの、全体として15〜50%の関税レンジが維持される方向性は変わっていません。

とはいえ、市場関係者の間では「また撤回するのでは」といった“トランプ・ブラフ説”も根強く、かつての“TACO理論(Trump Always Chickens Out)”が再びささやかれている状況です。希望と警戒が交錯する、いかにも今のアメリカらしい空気感が漂っていました。

日本市場(7月28日)

週明け28日の日本市場は、前週末の米国株高の恩恵を十分に受けるには至らず、日経平均は大きく反落。終値は40,998.27(前日比-457.96)と、節目の41,000円を下回って取引を終えました。

背景には、米欧・日米間で進展した関税合意に加え、日本に対しても打ち出された5500億ドル規模の投資枠組みへの期待がありました。ただし、その詳細については「実行性が不透明」「具体策が見えにくい」といった声も多く、期待先行だったぶん、失望感が先に出た格好です。

セクター別では、半導体関連が総じて軟調。一方でファナックが+5%と強い動きを見せるなど、銘柄によっては明暗が分かれる展開でした。メガバンクも全般的に売りが優勢で、指数全体の重荷となりました。

また、日銀は政策金利を0.5%で据え置く決定を下した一方、経済見通しに関しては「やや明るい表現」が目立ち、今後の利上げ再開への思惑もわずかに市場に広がりました。関税交渉の進展は、日本の輸出企業にとっては追い風ではあるものの、トランプ政権の本音と実行力に対する疑念が残る点が、投資家の判断を慎重にさせている印象です。

結果的には、「期待感と不透明感がせめぎ合う一日」となり、市場は様子見の色合いを強めました。

デイトレード銘柄|売買代金ランキングを駆使し、堅実に積み上げ

楽天証券でのデイトレードと、SBI証券での積立状況を報告します! 今日も売買代金ランキングとにらめっこしながら、値動き重視で挑みました。

楽天証券

  • 7711 助川電気工業
    株  価: 2,671.0 → 2,693.0
    約定時間: 09:34:00 → 09:55:25
    収  支: +2,200円
    狙  い: 売買代金ランキングから選定。板の動きが安定しており、自身の買値の上で推移していたことから、比較的安心して保有できた。
  • 281A インフォメティス
    株  価: 1,822.0 → 1,833.0
    約定時間: 10:31:10 → 12:52:44
    収  支: +1,100円
    狙  い: 上昇の勢いを感じてエントリー。しかし中盤以降は値動きが鈍化。後場も持ち越しつつ、1,830円を超えたタイミングで利確。
  • 265A Hmcomm
    株  価: 1,258.0 → 1,264.0
    約定時間: 13:07:30 → 13:14:14
    収  支: +600円
    狙  い: 短期勝負のつもりで参戦。序盤でやや下げに見舞われたが、すぐに買いが入り直し、手堅く利確。その直後に下落しており、判断はギリギリだった。
  • 5597 ブルーイノベーション
    株  価: 2,657.0 → 2,661.0
    約定時間: 13:36:06 → 13:40:32
    収  支: +400円
    狙  い: 注文を入れるたびに厚い売り板が現れたため、やや下に指値を置くなど、慎重に利確。読みの難しい展開だったが、冷静に対処できた。

SBI証券|買い増し・売却銘柄

買い増し銘柄

  • 1719 安藤・間 +1株(合計27株)
  • 2163 アルトナー +1株(合計30株)
  • 4063 信越化学工業 +1(合計22株)

高配当銘柄として安藤・間とアルトナーは今後も保有を継続。信越化学工業は、決算発表後の下落局面で取得単価を引き下げる狙いで買い増し。

売却銘柄

  • なし

反省点|手応えはあったけど、利益の最大化はもう一工夫必要かな

助川電気工業
 落ち着いた板の動きを的確に捉え、安心感のあるトレードができた。ただし、動き自体は限定的で、次回はより大きな値幅を狙いたい。

インフォメティス
 後場持ち越しの判断は妥当だったが、エントリーのタイミングはやや早かったかもしれない。もう少し勢いを見極めるべきだった。

Hmcomm
 押し目に冷静に対応できた点は評価したいが、利確ポイントは紙一重。より慎重なシナリオを持って臨むべきだった。

ブルーイノベーション
 板の重さに対応する判断力は十分。リスクを避けて確実に利益を得る判断ができたのはポジティブ。

総括
 売買代金上位銘柄を中心に狙いを定め、リスク管理は良好だった。ただ、利幅の最大化にはまだ改善の余地あり。今後はエントリー後の展開をさらに読み込み、利益の引き伸ばしに挑戦していきたい。

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