2025年11月6日の株式市場は、米国・日本ともに反発の展開となりました。米国ではハイテク株を中心に押し目買いが広がり、日本市場もその流れを受けて輸出関連や好決算銘柄に買いが集中。為替の円高も輸出企業にとって追い風となり、日経平均は大幅高で取引を終えました。本記事では、当日の市場動向と主要銘柄のトレード状況、ポートフォリオの振り返りを詳しく解説します。投資判断や今後の戦略に役立つ情報をまとめています。
2025年11月6日の市況|主要指数は全面高、日米ともに反発の一日
主要指数(11月6日時点)
日経平均:50,883.68(+671.41)
TOPIX:3,313.45(+45.16)
NYダウ:47,311.00(+225.76)
NASDAQ:23,499.80(+151.16)
S&P500:6,796.29(+24.74)
米国市場(11月5日)
11月5日の米国株式市場は、前日までの調整局面を経て投資家の買い意欲が回復。特にAI関連を含むハイテク株に買いが集まり、主要3指数はそろって上昇しました。NYダウは3営業日ぶりに反発し、前日比225.76ドル高の47,311.00ドルで取引を終えました。S&P500は24.74ポイント高の6,796.29、NASDAQは151.16ポイント高の23,499.80と堅調な動きとなりました。
米10年債利回りは4.156%とやや上昇したものの、金利上昇への過度な警戒感は後退。FOMC後の政策見通しに大きな変化がなかったことも、安心材料となりました。個別ではエヌビディア、メタ、マイクロソフトなどの大型ハイテク株が買い戻され、相場を押し上げました。一方、原油価格が1ドル近く下落したことで、エネルギー関連株にはやや売りが出ました。VIX指数は18.01と前日から0.99ポイント低下し、市場の不安心理もやや和らいだ様子です。
日本市場(11月6日)
11月6日の日本市場は、前日までの急落を受けて3営業日ぶりに反発。米国市場でのハイテク株高を背景に投資家心理が改善し、電機・情報通信・機械・自動車などの輸出関連銘柄を中心に買いが入りました。日経平均株価は一時1,000円超の上昇を見せる場面もありましたが、終値では前日比671円41銭高の50,883円68銭で取引を終えました。
TOPIXも45.16ポイント高の3,313.45と堅調で、幅広い業種に買いが広がりました。好決算を発表したコニカミノルタやダイキン工業が上昇率上位に入り、前日に売られていたトヨタ自動車も反発しています。為替市場では円が対ドルで154円付近まで小幅に上昇し、輸出企業の業績期待を支える要因となりました。債券市場では金利上昇の影響で売りが優勢となり、長期国債先物は下落。グロース市場では東証グロース250指数が703.06ポイントで終え、前日比3.06ポイント安とやや軟調でした。
トレード銘柄|積み立てとスイングで銘柄を拡充、売却は見送り
楽天証券|積み立て投資
- 9432 NTT
数 量: 100株
株 価: 151.0
合 計: 2,600株 - 2865 GXNDXカバコ
株 価: 1,186.0
数 量: +2口
合 計: 90口
SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 3798 ULSグループ +10株(合計50株)
- 8725 MS & AD +1株(合計20株)
- 8904 AVANTIA +5株(合計185株)
売却銘柄
- なし
本日のポートフォリオ内の決算銘柄
- 3036 アルコニックス
上期経常が2%減益で着地。テーマ性を重視して保有しており、南鳥島周辺でのレアアース開発に関する政府の発言もあり、今後の需要拡大に期待がかかります。 - 7013 IHI
今期最終利益を4%上方修正し、最高益予想を上乗せしました。テーマ株として保有しており、キャピタルゲインを狙った売却も視野に入れていますが、株式分割後も株価は軟調で、決算発表も市場では織り込み済みの印象。サプライズがなければ上昇は限定的との懸念もあります。
反省点・総括|下落時の買いが奏功、ポートフォリオは堅調に推移
日経平均は前日の下落分を完全には取り戻せなかったものの、ポートフォリオ全体では昨日の下落を打ち消すような上昇が見られました。下落局面で安値を拾った戦略が効果を発揮しており、買いタイミングの重要性を改めて実感する一日となりました。
