米国の金融不安を背景に日経平均が下落するなか、日本製鉄を買い増しました。株価が2,800円台まで下落した日本製鉄について、高配当や鋼材需要、カーボンニュートラル、決算などから今後の見通しを考えます。
日経平均は下落、米国の金融不安で銀行株にも売り
本日の日経平均株価は28,416.47円(前日比-203.60円)と下落しました。米国市場でもNYダウが33,530.83ドル(前日比-344.57ドル)まで下落しており、国内外ともに軟調なマーケットとなっています。
背景にあるのが、引き続き警戒されている米国の金融不安です。ファースト・リパブリック・バンクの預金減少や資金調達コストの増加などが不安材料となり、米国市場の下落が日本市場にも影響した形となりました。
業種別では銀行業の下落が目立ち、市場全体でもリスクを避ける動きが強まっています。金融不安が完全に払拭されていない状況だけに、個別銘柄だけでなく国内外のマーケット全体を確認しながら慎重にトレードしていきたいところです。
デイトレード銘柄
楽天証券
- 7356 Retty
株 価: 259.0円(※持ち越し)
本日は出来高ランキングの上位に入っていたことから注目しましたが、出来高の大きさに対して株価は停滞気味でした。230円付近を境に下落はいったん止まっているものの、大きく上昇する動きも確認できませんでした。
デイトレードを目的としてエントリーしましたが、本日は売却せず保有を継続します。出来高が株価上昇につながるのか、次の動きを確認していきます。
SBI証券
本日は以下の2銘柄を購入しました。
- 1605 INPEX(新規)
- 5401 日本製鉄(買い増し)
日本製鉄の株価は2,900円を割り込み2,800円台へ下落
日本製鉄の株価は、米国のシリコンバレーバンク(SVB)の破綻をきっかけとした金融不安が広がって以降、下落する動きが見られています。その後はいったん反発したものの、再び下落へ転じるなど不安定な値動きが続いています。
これまで2,900円付近を一つの節目として上下していましたが、足元では2,800円台まで下落し、一時2,786.5円をつける場面もありました。2,900円を下回ったことで、今後どこで下げ止まるのかを確認しておきたいところです。
一方、日本製鉄は今後決算発表を控えています。決算内容や今後の業績見通しによって株価の流れが変わる可能性もあるため、会社が公表している経営概況をもとに事業環境について確認していきます。
日本製鉄の鋼材需要は新興国・ASEANが成長を支えるか
日本製鉄が公表した経営概況を見ると、鋼材需要は地域によって状況が異なっています。新興国やASEAN諸国では堅調な需要が見込まれる一方、日本や欧米では需要の停滞も見られます。
国内ではコロナ禍からの需要回復が鈍い状況にありますが、中長期的な世界の鋼材需要を見るうえでは、新興国を中心とした需要の拡大が重要になります。日本国内だけではなく、世界全体の鉄鋼需要を確認しながら日本製鉄の成長性を判断する必要がありそうです。
鉄鋼株は景気動向の影響を受けやすいため、企業そのものの業績だけでなく、世界経済や鋼材需要の変化についても継続して確認していきます。
日本製鉄は配当利回り6.3%、高配当とカーボンニュートラルに注目
日本製鉄を保有するうえでもう一つ注目しているのが配当です。現在の配当利回りは6.3%と高い水準にあり、株主還元の面でも魅力があります。
また、日本製鉄はカーボンニュートラルの実現に向けた構造改革も進めています。鉄鋼業にとって脱炭素への対応は長期的に重要な課題となるため、こうした取り組みが将来の競争力や企業価値にどのようにつながっていくのかにも注目しています。
投資情報サイト「みんかぶ」では目標株価4,514円という予想も出ています。ただし、目標株価は将来の株価を保証するものではないため、一つの参考情報として捉えながら、決算や業績、鋼材需要などを確認して判断していきます。
日本製鉄の決算と金融不安を確認しながら今後の株価を判断
日本製鉄は高い配当利回りに加え、新興国を中心とした鋼材需要やカーボンニュートラルへの取り組みなど、長期的に確認していきたい材料があります。一方で、足元では米国の金融不安や景気後退への懸念もあり、株価は2,800円台まで下落しています。
今後は決算で発表される業績だけでなく、会社側が示す今後の見通しにも注目します。高配当という理由だけで判断するのではなく、業績や世界の鋼材需要なども確認しながら、保有や買い増しについて考えていきます。
なお、ここまでの分析は私自身の見解をもとにしたものです。株式投資には株価下落などのリスクがあるため、実際の投資判断はそれぞれの状況に応じて行う必要があります。今後も市場の動きを確認しながら、トレード戦略を考えていきます。

