前日の下落から一転し、日経平均とTOPIXがそろって反発した11月6日。米国市場ではAI関連を含む大型ハイテク株に買いが戻り、日本市場でも幅広い銘柄が上昇しましたが、こうした反発局面では「前日の下落で買った銘柄は、その後どう動いたのか」が気になるところではないでしょうか。
米国市場ではNASDAQをはじめ主要3指数が上昇し、米10年債利回りはやや上昇したものの、過度な金利警戒は後退しました。その流れの中で日本市場も3営業日ぶりに反発し、日経平均は671円高となりました。私のポートフォリオでも前日の下落局面で買った銘柄が持ち直し、楽天証券ではNTTとGXNDXカバコの積み立て、SBI証券ではULSグループ、MS&AD、AVANTIAの買い増しを行っています。
この記事では、米国市場から日本市場までの流れに加え、楽天証券での積み立て投資、SBI証券でのスイングトレード、IHIやアルコニックスの決算、そして一日のトレードを振り返ります。なお、本文に記載している各トレード銘柄の「銘柄名」には、それぞれの銘柄に関する過去の取引記録へ移動できる過去記事リンクを設定しています。相場の動きと自分の売買を照らし合わせながら、これからの投資判断を一緒にアップデートしていければと思います。
2025年11月6日の市況|米国ハイテク株高を受け日経平均・TOPIXが反発
主要指数(11月6日時点)
日経平均:50,883.68(+671.41)
TOPIX:3,313.45(+45.16)
NYダウ:47,311.00(+225.76)
NASDAQ:23,499.80(+151.16)
S&P500:6,796.29(+24.74)
米国市場(11月5日)|AI関連を含む大型ハイテク株が反発し主要3指数が上昇
5日の米国株式市場は、前日までの調整局面を経て買い戻しが入り、主要3指数がそろって上昇しました。なかでもAI関連を含むハイテク株への買いが目立ち、エヌビディア、メタ、マイクロソフトなどの大型株が相場を押し上げています。
NYダウは3営業日ぶりに反発し、前日比225.76ドル高の47,311.00ドルで取引を終了しました。S&P500は24.74ポイント高の6,796.29、NASDAQは151.16ポイント高の23,499.80となり、前日までの調整から持ち直す動きとなっています。
特にNASDAQにはハイテク株や成長株が多く含まれるため、大型テクノロジー株の値動きが指数全体へ与える影響も大きくなります。AI関連株への買い戻しが広がったことで、今回の反発ではハイテク株が相場全体を支える形となりました。
一方、米10年債利回りは4.156%へやや上昇しました。一般的に金利が上昇すると、将来の利益を現在価値へ割り引く際の負担が大きくなるため、成長期待を先に織り込んでいるハイテク株やグロース株には逆風となる場合があります。ただ、この日は金利上昇への過度な警戒感が後退し、FOMC後の政策見通しに大きな変化がなかったことも安心材料になったようです。
商品市場では原油価格が1ドル近く下落し、エネルギー関連株にはやや売りが出ました。原油価格はエネルギー企業の収益だけでなく、燃料費や物流費など企業コストにも関係するため、株式市場では幅広い業種への影響が意識される材料の一つです。
VIX指数は前日から0.99ポイント低い18.01となりました。VIX指数は一般的に米国株式市場の変動性や投資家の警戒感を見る指標として使われ、数値が低下する局面では市場の不安が和らいでいると受け止められることがあります。この日は主要指数の上昇とともにVIX指数も低下しており、前日までの警戒感がやや後退する形となりました。
日本市場(11月6日)|日経平均は671円高、米国株高を受け幅広い業種へ買い
6日の日本市場は、前日までの急落から3営業日ぶりに反発しました。前日の米国市場でAI関連を含むハイテク株が上昇した流れを受け、国内でも投資家心理が改善し、電機・情報通信・機械・自動車などを中心に買いが広がっています。
日経平均株価は一時1,000円を超えて上昇する場面もありましたが、その後は上げ幅をやや縮小し、終値は前日比671円41銭高の50,883円68銭となりました。TOPIXも45.16ポイント高の3,313.45で取引を終え、日経平均だけでなく市場全体でも幅広い銘柄に買いが入ったことが分かります。
日経平均は一部の値がさ株の影響を受けやすい一方、TOPIXは東証プライム市場の幅広い銘柄を対象としているため、両指数がそろって上昇した日は大型株を中心に買いが広がっていたかを見る一つの目安になります。
個別では、好決算を発表したコニカミノルタやダイキン工業が上昇率上位に入りました。決算シーズンでは市場全体の流れに加え、企業ごとの業績内容によって個別株の値動きに差が出やすくなります。また、前日に売られていたトヨタ自動車も反発しました。
為替市場では、円が対ドルで154円付近まで小幅に上昇しました。一般的には円安になると、海外で得た利益を円換算する際に金額が大きくなりやすいため、自動車など海外売上の多い輸出企業には追い風となる場合があります。一方で、原材料や商品を海外から輸入する企業にとっては仕入れコストの上昇につながることもあり、為替の影響は業種や企業によって異なります。
債券市場では金利上昇の影響から売りが優勢となり、長期国債先物は下落しました。債券価格と金利は一般的に逆方向へ動く関係にあり、債券が売られて価格が下がると、利回りは上昇する方向へ動きます。株式市場でも金利動向は企業の資金調達コストや株価評価に関係するため、日々の相場を見るうえで重要な材料の一つです。
一方、大型株中心の市場とは異なり、東証グロース250指数は703.06ポイントと前日比3.06ポイント安で取引を終えました。一般的にグロース株は将来の成長期待を株価へ織り込む銘柄が多く、金利動向の影響を受けやすい傾向があります。この日は日経平均とTOPIXが上昇する一方、グロース市場は小幅安となり、市場全体が一様に上昇したわけではありませんでした。
トレード銘柄|NTTの積み立てと3銘柄を買い増し、売却は見送り
楽天証券|積み立て投資
- 9432 NTT
数 量: 100株
株 価: 151.0
合 計: 2,600株 - 2865 GXNDXカバコ
株 価: 1,186.0
数 量: +2口
合 計: 90口
SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 3798 ULSグループ +10株(合計50株)
- 8725 MS & AD +1株(合計20株)
- 8904 AVANTIA +5株(合計185株)
売却銘柄
- なし
本日のポートフォリオ内の決算銘柄
- 3036 アルコニックス
上期経常は2%減益での着地となりました。私はテーマ性を重視して保有している銘柄であり、南鳥島周辺でのレアアース開発について政府からの発言も出ていることから、今後の需要拡大に期待しています。資源関連株は、企業の個別業績だけでなく、資源需要や供給環境、政策など複数の材料によって評価が変わりやすい分野です。ただし、今回の保有判断については、あくまで元々重視しているテーマ性を軸に見ています。 - 7013 IHI
今期最終利益を4%上方修正し、最高益予想も上乗せされました。テーマ株として保有しており、キャピタルゲインを狙った売却も選択肢に入れています。一方、株式分割後も株価は軟調で、今回の決算についても市場ではすでに織り込まれている印象があります。企業業績が良くても、その内容が事前に株価へ反映されている場合は、決算発表後に必ずしも大きく上昇するとは限りません。そのため、サプライズがなければ上昇は限定的になるのではないか、という懸念も残っています。
反省点・総括|下落局面で拾った銘柄が反発しポートフォリオは回復
日経平均は大きく反発したものの、前日の下落分をすべて取り戻すところまでは届きませんでした。それでも私のポートフォリオでは、前日の下落を打ち消すような上昇となり、市場全体よりも比較的しっかりした値動きとなりました。
前日の下落局面で安値を拾った銘柄が、この日の反発局面で上昇したことがポートフォリオ全体の回復につながっています。株価が大きく下落した場面では、その下落が単なる市場全体の影響なのか、それとも企業固有の悪材料によるものなのかで意味が変わります。今回は下落局面で買った銘柄が反発したことで、買うタイミングの重要性を改めて実感する一日となりました。
相場が下がったから買うのではなく、どの銘柄を、どの価格帯で拾うのかによって、その後のポートフォリオの動きも変わります。今回については、前日の下落局面で買いを入れた判断が、翌日の反発につながる結果となりました。


