2025年4月22日の市況は、米中貿易摩擦の激化やトランプ大統領によるFRB利下げ要求の影響で大きく動きました。主要株価指数は軒並み下落し、市場全体に不安が広がる中、デイトレードでは確かな材料を見極めて収支を積み重ねることが求められました。この記事では、そんな複雑な市況の中でのトレード状況と反省点をわかりやすく解説します。
2025年4月22日の市況|米中貿易摩擦と関税政策が市場に影響
主要指数(4月22日時点)
日経平均:34,220.60(-59.32)
TOPIX:2,532.12(+3.19)
NYダウ:38,170.41(-971.82)
ナスダック総合:15,870.90(-415.55)
S&P500:5,158.20(-124.5)
米国市場(4月21日)
米国市場は、トランプ大統領によるFRBのパウエル議長への厳しい批判が再燃し、大幅な下落となりました。トランプ大統領はパウエル議長を「ミスター・トゥー・レイト」と称し、即時の利下げを強く要求。この発言が市場のFRB独立性に対する懸念を呼び、不安心理を拡大させました。
さらに米中貿易摩擦の激化と関税政策の先行き不透明感も重なり、投資家のリスク回避姿勢が強まりました。
日本市場(4月22日)
これを受けて、日経平均は前日比59.32円安の34,220.60となりました。一方、TOPIXは3.19ポイントの小幅上昇。米国市場の大幅下落の影響を受けつつも、日本市場はまだ落ち着きを保っている印象です。しかし、世界情勢の不確実性は依然として高く、油断は禁物と言えます。
また、ドル円相場も大きく動き、ドルは約7カ月ぶりに140円を割り込み、一時139.88円まで下落しました。米国の政治リスクと金融政策への懸念が為替市場にも影響を及ぼしました。
デイトレード銘柄|U-NEXT HOLDINGSの上昇を捉える
楽天証券
- 9418 U-NEXT HOLDINGS
- 株 価 2,062.0 → 2,068.0
- 約定時間 09:20:48 → 09:59:00
- 収 支 +600円
- 根 拠 4月10日に発表された第2四半期決算の好感や「くこくエネルギー」の株式取得が追い風に。上昇トレンドの継続と、本日の地合いでのプラス材料がエントリーの決め手となりました。
SBI証券
買い増し銘柄(カッコ内は保有数)
- 8917 ファースト住建 +2株(合計58株)
反省点|上昇の勢いが弱く、早めの利確を選択
今回のトレードでは、昨日に引き続き長めの時間軸を狙いましたが、上昇の勢いが予想より弱く、利益確定を早めに行いました。U-NEXT HOLDINGSは決算発表や株式取得といった好材料があったものの、市場全体の不安定さが足を引っ張りました。
今後は、エントリータイミングの見極めと市場全体の流れをさらに慎重に観察する必要がありますね。