今日の市況|関税発動の影響で日経平均1,000円超の下落
トランプ米大統領は1日、カナダとメキシコからの輸入品に対し25%の関税、中国からの輸入品に対し10%の追加関税を課す大統領令に署名しました。この措置により、世界経済の減速やインフレの再燃が懸念されています。特に日本の自動車メーカーはカナダやメキシコに生産拠点を持つため、輸出コストの増加が問題視されています。
さらに、石油、天然ガス、半導体、アルミニウム、銅、医薬品などにも追加関税が検討されており、幅広い産業への影響が予想されます。一方、米国内でも関税によるコスト増加を懸念する声が上がっており、企業側の反発も見られます。
これらの要因を受けて、為替市場では円安が進行。加えて、前週金曜日の米国市場が下落した影響を受け、月曜日の日経平均株価は38,520.09円(-1,052.40円)と大幅下落しました。特に自動車関連株が大きく値を下げたほか、業種別では情報・通信業のみが上昇し、それ以外の業種は下落基調となりました。
1月31日に決算を発表した商船三井は増配を発表し、配当利回り6.43%と高水準となりましたが、市場全体のリスクオフムードの影響で上昇には至りませんでした。また、トランプ大統領は欧州連合(EU)からの輸入品にも関税を課す方針を示しており、今後の市場動向には引き続き注意が必要です。
デイトレ銘柄|本日の取引結果
- 7269 スズキ 1,884.5→1,889.5(+500円)
本日は自動車株全体が下落する中、スズキは上昇。新型車「ジムニーノマド」の発表が好感され、短期的な値動きのチャンスが生じました。 - 5246 ELEMENTS 826.0→826.0(+200円)
本日は月初であるため、毎月100株ずつNISAでNTTを購入していますが、今週末の決算を控えていることもあり、株価変動を考慮して今回は購入を見送りました。決算後に再度検討する予定です。
※デイトレリストは時間経過で表記していますが、結果の画像はコード順となっている為順番が違います。
反省点|慎重なエントリーと資金管理の重要性
本日のトレードでは、スズキの買い判断が正しく、短時間で利益を確保できました。一方で、ELEMENTSに関しては利確後に下落していた為、エントリーポイントの見直しが必要と考えています。
今後もトランプ相場により振り回される状況が考えられます。その為、注意点として以下の2点を上げます。
- 情報収集の不足
トランプ大統領の関税措置に関する情報を十分収集することにより、適切な投資判断が可能であると考えます。今後は、政治的な動向や国際関係に関する情報収集を強化し、市場への影響を予測していく必要があります。 - リスク管理の徹底
市場の急激な変動に備えるため、リスク管理の重要性を再認識しました。特に、特定の業種や銘柄に資金を集中させることのリスクを考慮し、ポートフォリオの分散や損切りラインの設定など、リスクヘッジの手法を徹底することが求められます。