今日のマーケット:金融株が市場をけん引
昨夜発表された米国消費者物価指数(CPI)は6.0%と、8か月連続の鈍化を示しました。このデータを受けて米国金利が上昇し、金融株を中心に市場は一時持ち直しを見せています。
本日の日経平均株価は、朝方に27,424.94円と高値をつける場面があったものの、最終的には27,229.48円(+7.44)と小幅な上昇にとどまりました。ここ数日の下落相場が一旦落ち着いたかのように見えますが、後場にかけて再び下落傾向を見せるなど、市場の不安定さを再確認する一日となりました。
業種別で見てみると、昨日とは対照的に銀行業や保険業が上昇し、市場全体を下支えする形となっています。しかし、今後も予断を許さない状況が続くことが予想されます。
デイトレ銘柄:注意力が利益を生む瞬間
- 4444 インフォネット(1,122→1,135)
- 5246 ELEMENTS(1,105→1,110)
特にインフォネットでは、出勤準備をしながらの「ながらトレード」がリスクを伴うことを痛感しました。株価が一時下落した際、冷静に「一定の反発を待つ」という戦略をとり、事前に設定していた1,135円での売り注文が成立。これにより損失を回避し、結果的に利益を確保できました。
ELEMENTSについても同様に慎重なエントリーを行い、利益を得ることができましたが、今回の経験から「集中力の欠如」が大きな損失につながる可能性を改めて認識しました。短時間でも集中したトレードが重要です。
SBI証券での金融株戦略:中期移動平均線の重要性
本日はSBI証券で金融株を中心に取引を行いました。具体的には、以下の銘柄でアクションを起こしています:
- 8306 三菱UFJ:新規買い付け
- 8316 三井住友FG:買い増し
- 8593 三菱HCキャピタル:買い増し
三菱UFJと三井住友FGでは、朝の板情報を基に7日間の平均値を計算し、短期移動平均線が中期移動平均線を割っていることを確認してからエントリーしました。このようにテクニカル指標を活用することで、リスクを抑えた取引を実現しています。
ただし、三菱UFJの現在の株価(900~1,000円台)は過去の600円台を知る者にとっては「高値づかみ」のリスクが意識されます。今回の取引では取得単価が800円台半ばとなり、今後の株価動向を慎重に見極める必要があります。
一方で、三菱HCキャピタルは中期移動平均線を割っていないものの、金融関連株全体への期待から買い増しを実施。現時点ではSBI証券の含み益がやや回復しており、今後のさらなる成長を期待しています。