2026年2月18日の市場は、米国市場の安定した動きと対米投資を巡る材料を背景に、日本市場でも大きな反発が見られました。主要指数はそろって上昇し、一見すると落ち着いた相場に映りますが、内訳を見るとテーマ性のある銘柄への物色や、AI関連を巡る期待と警戒が交錯する展開となっています。本記事では、当日の米国市場と日本市場の動きを整理しつつ、実際のトレード内容とその狙い、そして反省点について振り返っていきます。
2026年2月18日の市況|日米市場がそろって落ち着きを取り戻した一日
主要指数(2月18日時点)
日経平均:57,143.84(+577.35)
TOPIX:3,807.25(+45.70)
NYダウ:49,533.19(+32.26)
NASDAQ:22,578.38(+31.71)
S&P500:6,843.22(+7.05)
米国市場(2月17日)
17日の米国市場は、NYダウが前日比32.26ドル高の49,533.19ドルで取引を終え、S&P500も7.05ポイント高の6,843.22ポイント、NASDAQは31.71ポイント高の22,578.38ポイントとなりました。主要3指数はいずれもプラスで引けており、先週後半に見られた弱含みの展開から、ひとまず持ち直した形です。
この動きを見ると、まず注目されるのは主要指数がそろって上昇した点です。市場全体としては、直近まで続いていた不安定な値動きが一服し、様子見からややリスクを取る姿勢へと傾いた印象を受けます。
指数が上昇した背景には、単なる自律反発だけでなく、投資家のセンチメント改善や地政学的リスクの後退が影響していると考えられます。米国とイランの核合意を巡る協議が進展しているとの観測が伝わり、これが地政学リスクの緩和につながるとの見方から、株式市場に安心感をもたらしました。特にNYダウの上昇には、こうした材料が一定程度織り込まれた可能性があります。
NASDAQについては、ハイテク株中心の指数らしく、セクター内でのばらつきが目立ちました。テクノロジー関連では、Appleの株価がAI分野への期待を背景に上昇した一方で、AIやソフトウェア関連銘柄には慎重な見方も残り、上値を抑える要因となりました。このため、NASDAQ全体としては堅調ながらも、上昇幅は限定的なものとなっています。
S&P500も小幅な上昇にとどまりましたが、指数内部では明暗が分かれました。消費関連株や素材株がやや弱含んだ一方で、金融株や一部の景気敏感セクターが下支え役となり、指数全体を支える構図が見られました。
表面的には安定した値動きであっても、内部では銘柄やセクターごとに強弱がはっきりしており、市場参加者の慎重さが残っていることがうかがえます。AI関連銘柄を巡っては、成長期待と過熱感への警戒が同時に存在しており、投資家の判断を難しくしている状況が続いています。
また、この日はニューヨーク連銀製造業景況指数が市場予想を上回り、米国景気の底堅さを示す結果となりました。こうした経済指標は株価の下支え要因となる一方で、今後発表されるGDP速報値や個人消費関連統計への関心も高まっており、株式市場の方向性は引き続き経済指標に左右されやすい局面にあるといえます。
日本市場(2月18日)
18日の日本市場は、前週まで続いていた下落基調から一転し、はっきりとした反発局面となりました。中心となったのは日経平均株価とTOPIXで、いずれも終値ベースで大きく水準を切り上げています。
日経平均は終値で57,143.84円となり、前日比577.35円高で取引を終えました。前日までの下落を受けた反動に加え、海外市場の動向や政策関連の材料が重なり、5日ぶりに5万7,000円台を回復しています。東証プライム市場の売買代金は約6兆4,196億円と高水準で、活発な取引が行われたことが分かります。
TOPIXも3,800台で引け、前日からしっかりとした上昇となりました。大型株中心の指数が上昇したことで、市場全体としても買いが広がった印象です。
値動きを支えた要因としては、まず米国市場が前日に主要3指数そろって上昇した点が挙げられます。海外市場の落ち着きは、日本市場にとっても安心材料となり、朝方から買いが先行する展開となりました。
加えて、日本と米国の経済連携を巡る動きも注目されました。対米投資の第1号案件が決定したことが伝わり、これが関連分野への期待感を高める形となりました。エネルギーや産業関連を中心に物色が広がり、短期的な投資家心理の改善につながったとみられます。
この案件は、日本が米国に対して本格的な投資を行う象徴的な動きとして受け止められており、市場では今後の経済関係強化への期待を映す材料とされています。日経平均の反発は、こうした政策面での材料と、米国市場の安定した動きが重なった結果と考えることができます。
個別銘柄では、金融、輸送用機器、保険といった業種がそろって上昇しました。さらに、一部のハイテク株や素材株も堅調に推移し、結果として上昇銘柄数は市場全体の約9割に達するなど、幅広い銘柄に買いが入る展開となりました。出来高の多さからも、短期的な戻りにとどまらず、中期的な視点での資金流入も意識された一日だったといえます。
トレード銘柄|短期と中期を分けた運用方針
楽天証券|デイトレードと積み立て投資
本日はパンパシフィックHDを長めに保有の為購入しています。他トレードはありませんでした。
SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 5108 ブリヂストン +1株(合計6株)
- 6501 日立製作所 +5株(合計5株)
売却銘柄
- なし
1月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。
反省点・総括|急変動を避け、リスクを抑えた判断を検証
昨日まで下落が続いていた日経平均は、前日の米国市場の上昇を受けて、本日は上昇してスタートしました。デイトレードでは、住石ホールディングスやマイポックスなど、最近取引機会の多い銘柄を中心に監視していました。
対米投資の第1号案件が決定し、その内容に人工ダイヤモンド分野が含まれているとの報道を受け、関連銘柄が急騰する場面がありました。その動きを見て一時的にエントリーも検討しましたが、急変動のリスクを考慮して見送っています。その後、改めて株価を確認したところストップ安となっており、結果的には無理に参入しなかった判断は妥当だったと感じています。
売買代金ランキングを見ても、短期売買に適した銘柄は見当たらず、値動きが比較的穏やかなパンパシフィックHDを選択しました。刻み値が0.5円であることから、1日で完結させるよりも、やや期間を取って保有する方針としています。
SBI証券では、前日に続いてブリヂストンを買い増し、新たに日立製作所を購入しました。日立製作所については対米投資のテーマの中で、AIインフラ強化分野への関心が示されている点を踏まえ、関連性のある銘柄として判断しています。中期的な視点での保有を前提とし、利益確定については段階的に検討していく予定です。