2025年11月26日は、昨夜の米国株の力強い上昇を受け、日本市場も幅広い銘柄に買いが入り、主要指数がそろって大きく上昇しました。利下げ期待が投資家心理を支え、半導体や内需株まで資金が広がる展開に。さらに個別の売買でも動きがあり、楽天証券・SBI証券を通じた買い増しや一部売却が収益改善に寄与しました。この記事では、米国・日本市場の動向から実際のトレード内容、そして反省点まで分かりやすくまとめています。
2025年11月26日の市況|主要指数は米国株高を受け大幅上昇
主要指数(11月26日時点)
日経平均:49,559.07(+899.55)
TOPIX:3,355.50(+64.61)
NYダウ:47,112.45(+664.18)
NASDAQ:23,025.59(+153.59)
S&P500:6,765.88(+60.76)
米国市場(11月25日)
25日の米国市場は、投資家の間で米連邦準備制度(FRB)が12月に利下げへ踏み切るとの見方が強まったことを背景に、幅広い銘柄へ買いが広がりました。主要指数は揃って大幅に上昇し、買い戻しと利下げ観測が相場を押し上げる展開となりました。
具体的には、NYダウが前日比664.18ドル高の47,112.45ドルで取引を終了。S&P500は60.76ポイント高の6,765.88ポイント、NASDAQは153.59ポイント高の23,025.59ポイントと、いずれも力強い上昇を見せました。
背景には、直近の経済指標が景気減速の兆しを示したことから、FRBによる利下げ期待が再び高まった点があります。利下げが実施されれば企業の資金調達コストが低下し、消費や投資を通じて経済を下支えするとの期待が株式市場への資金流入を促しました。さらに米10年国債利回りが低下したことで、安全資産から株式への資金シフトも進みました。
テクノロジー株や成長株を中心とした買い戻しが顕著で、NASDAQの上昇を牽引しました。加えて小型株にも資金が流入し、幅広い銘柄の株価が底上げされる展開となりました。投資家心理としては「利下げ期待」と「景気減速懸念」という一見相反する材料を先読みする形で消化し、年末に向けたリスク選好姿勢が強まったことが確認されます。
日本市場(11月26日)
26日の日本市場は、前日の米国株高を背景に幅広い銘柄へ買いが広がり、主要指数が大幅に上昇しました。日経平均株価は前日比899円55銭高の49,559.07円で取引を終え、心理的節目である49,500円台を回復。TOPIXも64.61ポイント高の3,355.50で引け、堅調な動きを示しました。東証グロース市場250指数は小幅安ながら底堅さを維持し、全体としては強い地合いが確認されました。
米国市場での利下げ期待による長期金利低下を受け、ハイテク株高の流れが日本市場にも波及。半導体関連銘柄には買い戻しが入り、前日に下落していた銘柄も反発しました。さらに金融株や内需関連株にも資金が広がり、全面高の様相を呈しました。出来高は約23億2,167万株と活発で、市場全体にリスクマネーが浸透していることが確認されます。
為替市場ではドル円が156円前後まで円高方向に振れましたが、株式市場への影響は限定的。国内では補正予算案の具体化や賃上げ要請といった政策面の動きも投資家心理を下支えしました。
トレード銘柄|楽天証券とSBI証券で買い増し・売却を実施
楽天証券|積み立て投資
- 8729 ソニーフィナンシャルグループ
数 量: 100株
株 価: 145.3円
合 計: 400株 - 2865 GXNDXカバコ
株 価: 1,200.0
数 量: +2口
合 計: 116口
SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 5016 JX金属 +2株(合計26株)
- 7013 IHI +1株(合計18株)
- 7272 ヤマハ発動機 +2株(合計176株)
- 8136 サンリオ +1株(合計8株)
- 9697 カプコン +1株(合計4株)
売却銘柄
- 8058 三菱商事 -13株(合計13株)
売却理由: 住友商事と比較して業績見通しが弱く、減益予想もあるため一部売却を実施。ただしバフェット氏保有銘柄でもあるため半数の売却にとどめ、売却益は住友商事や他の大手商社への再投資を検討。

反省点・総括|ソニーフィナンシャルは利回り魅力も成長余地不透明、三菱商事は利確成功
楽天証券では、節目と見られる150円を割り込んだソニーフィナンシャルグループを追加購入。公表されている利回りは3月末の1回分で11月25日時点では2.44%。同社は年2回配当予定のため、実際の利回りは5%弱と見込まれる。取得単価も15,000円程度と投資しやすい水準である一方、再上場時の200円台からは大きく下落しており、キャピタルゲインは狙いにくい状況。今後はチャートや決算を確認しながら慎重に判断していく必要がある。
SBI証券では三菱商事を売却。米国株高を受けて日経平均の上昇を予想し、寄り付きで利確できるよう注文を入れていたことが功を奏し、タイミング良く売却を実現できた。
