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【収支報告】米株反落で慎重ムード、日本株は続落も小動き|7月30日のデイトレ結果

2025年7月30日

7月30日のデイトレードは、後場の粘りでなんとか収支をプラスにできた一日でした。米国市場は連日の上昇に一服感が見られ、日経平均も続落。こうした地合いの中、値動きの読みと利確のタイミングが勝敗を分ける展開となりました。本ブログでは、当日のトレード戦略や市場の振り返りを詳しくお届けします。

2025年7月30日の市況|米株は反落、日経は続落もTOPIXは小反発

主要指数(7月30日時点)

日経平均:40,654.70(-19.85)
TOPIX:2,920.18(+11.54)
NYダウ:44,632.99(-204.57)
NASDAQ:21,098.29(-80.29)
S&P500:6,370.76(-18.91)

米国市場(7月29日)

米国市場では、主要3指数が揃って反落。NYダウは前日比204.57ドル安の44,632.99ドル、S&P500は18.91ポイント安の6,370.76、ナスダックは80.29ポイント下げて21,098.29で取引を終え、連日の最高値更新はここで一旦ストップとなりました。

背景にあるのは、企業決算がまちまちだったことに加え、FRBの利上げ観測や通商政策の不透明感です。たとえば、ユナイテッドヘルスは利益見通しを引き下げたことで7.5%下落し、S&P500に大きな重しとなりました。さらに、ボーイングメルクもそれぞれ4%、1.7%下げ、UPSにいたっては通商政策不安から10.6%の急落。

一方で、ポジティブサプライズもありました。ソーファイ・テクノロジーズは好決算で上昇、コーニングは12%の急騰、サレプタ・セラピューティクスは18%高、セレスティカに至っては20%も上昇するなど、決算を好感した買いも見られました。

また、米中協議は建設的とされつつも、関税猶予の延長はトランプ氏の判断に委ねられ、不透明感が増大。特にインドとの交渉が合意に至らなかった点や、報復関税の可能性が取り沙汰されたことで、市場は慎重な姿勢を強めました。

EUとの新たな貿易枠組みに関する発表もあり、エネルギー購入や関税緩和の話題が一部で楽観ムードを誘いましたが、市場の反応はやや冷ややか。「関税ニュースに対する反応が鈍化してきた」との指摘も出ているようです。

日本市場(7月30日)

日本市場は、様子見ムードが漂う一日でした。日経平均は前日比19円85銭安の40,654円70銭で取引を終え、4日続落。TOPIXは11.54ポイント高の2,920.18と、わずかに反発しました。値幅は限定的で、前場にはプラス圏に浮上する場面もあったものの、利益確定の売りに押されて失速。終わってみれば小幅安。市場全体としては方向感に欠ける展開でした。

外部環境として、米国時間に控えたFRBの政策発表と、米中・米インド間の通商交渉の行方。特にトランプ大統領による8月1日の関税判断が重しとなり、リスク回避の姿勢が強まりました。

個別銘柄では、キーエンスが4.76%安、コマツが4.60%安、ANAホールディングスも4.08%安と、主力の輸出・テック株が軟調。一方で、住友大日本製薬やフジクラ、古河電工などが取引終盤にかけて買われ、相場の下支え役となりました。

市場はFRB声明と日銀の政策決定を見極めるまで動きづらい状況が続きそうです。次の方向性は、経済指標や企業決算、通商問題の進展にかかっており、イベント通過までは閑散な展開が予想されます。

デイトレード銘柄|後場の粘りを活かしてプラス着地

楽天証券

  • 265A Hmcomm
    株  価: 1,379.0 → 1,390.0
    約定時間: 10:05:00 → 12:52:58
    収  支: +1,100円
    狙  い: 売買代金ランキング上位に入り、出来高も申し分なし。短期的な反発狙いでエントリー。前場では押し目もあったため、値幅も十分に見込めた。

SBI証券

買い増し銘柄

  • 2163 アルトナー +10株(合計50株)
  • 4063 信越化学工業 +1株(合計24株)

アルトナーは権利落ちで調整が入り、利回りが上昇。やや積極的に買い増しを実施。信越化学工業は本日も軟調だったため、長期保有前提で取得単価を下げるために追加購入。配当も貰いつつ、将来的な株価上昇に期待している。

売却銘柄

  • なし

本日のポートフォリオ内での決算銘柄

  • 8309 三井住友トラストグループ
    4-6月期(1Q)経常は9%減益で着地。(出典:株探より)

    1Qの決算発表である為、今後の決算にも注目していくとともに、高配当銘柄でもある為追加購入も積極的に行っていきたいと考えています。

反省点|利確のタイミングと値動きの見極めに課題

Hmcomm
 前場からボラティリティが高く、リバウンドも大きめ。売り指値にあと数ティック届かず、その後下落に巻き込まれる場面もあり、持ち越しの判断を余儀なくされました。節目となっていた1,350〜1,360円付近での判断にやや迷いが生じ、判断が後手になった印象です。今後は、サポートライン・レジスタンスラインをしっかり意識し、値動きの癖を丁寧に読み解くことが課題です。

総括
 全体としては、出来高と値動きに注目して良好な銘柄選定ができており、後場までの粘りでしっかり収支をプラスにできたのは収穫。ただし、利確タイミングや節目での値動きに対する読みは改善の余地あり。今後は、テクニカル面の精度をもう一段階高める意識で臨みたいところです。

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