7月15日のデイトレードは、狙い通りのエントリーでプチ利益を積み上げつつも、「握力」の課題が再浮上した一日となりました。本記事では、実際に取引した銘柄の選定理由や、収支の詳細を紹介するとともに、苦手銘柄への挑戦から得られた学びも共有します。デイトレードのリアルな動きと、日々の反省から得た気づきが、読者のみなさんの銘柄選びやメンタル管理に役立てば幸いです。
2025年7月15日の市況|参院選を控えた日本市場、関税リスクを受け流す米国株
主要指数(7月15日時点)
日経平均:39,678.02(+218.40)
TOPIX:2,825.31(+2.50)
NYダウ:44,459.65(+88.14)
NASDAQ:20,640.32(+54.80)
S&P500:6,268.56(+8.81)
米国市場(7月14日)
7月14日の米国市場は、トランプ大統領の追加関税発言という材料に揺さぶられながらも、結果としては穏やかな着地となりました。プレマーケットでは、8月1日からメキシコやEUからの輸入品に対し30%の追加関税を検討するという発言が嫌気され、主要3指数の先物は一時的に軟調な展開に。
しかし、マーケットはすぐに冷静さを取り戻します。投資家の間では「関税発言は交渉カードに過ぎない」との認識が広がり、実際の影響は限定的と見る向きが多数派に。米EU間の協議の可能性も材料視され、開場後の市場は落ち着いた動きに転じました。
終値では、S&P500が+0.1%、ダウが+0.2%、ナスダックが+0.3%と小幅高。中小型株指数のラッセル2000も+0.7%と堅調でした。関税よりも今週発表されるJPモルガンやウェルズファーゴの決算、そして6月のCPIやPPIといった経済指標への注目が高まっており、関心は“次の材料”へとシフトしています。
加えて、UBSやRBCなどがS&P500の年末目標を引き上げたことも市場の安心材料となり、高値圏の維持を後押ししました。
日本市場(7月15日)
日本市場は、7月20日の参院選を控え、政治絡みの金融不安が色濃く出た一日でした。株式市場では日経平均が反発し39,678円と上昇したものの、注目を集めたのはむしろ債券市場。
与党の支持率低下により、野党からは消費減税や財政出動を求める声が強まり、超長期債利回りが急騰。これが為替にも影響を及ぼし、ドル円は147円台半ばまで円安が進行しました。日本銀行のイールドカーブコントロール(YCC)政策への不信感も加わり、市場全体が「選挙後の政策変更」を織り込み始めています。
一方、日銀は次回会合でインフレ見通しを上方修正する方向で動いており、債券買い入れのペース調整にも含みを持たせているようです。輸出・金融株には円安メリットが働き底堅さを見せましたが、全体としては慎重姿勢が強く、外部要因待ちの相場展開でした。
デイトレード銘柄|狙い通りのプチ利益、でも握力課題は継続中
楽天証券
- 215A タイミー
株 価: 2,039.0 → 2,042.0
約定時間: 09:09:23 → 09:10:03
収 支: +300円
根 拠: 朝イチの売買代金ランキング上位で、短期的な値動きが期待できたためエントリー。 - 281A インフォメティス
株 価: 1,083.0 → 1,090.0
約定時間: 09:20:53 → 09:10:03
収 支: +700円
根 拠: 同じく売買代金が上位にあり、短時間での値幅が見込めると判断。 - 4592 サンバイオ
株 価: 2,231.0 → 2,234.0
約定時間: 10:09:16 → 12:36:50
収 支: +300円
根 拠: 出来高が継続しており注目度も高かったが、医薬品セクターに対する苦手意識が残った。 - 2153 E・Jホールディングス
株 価: 1,632.0 → 1,636.0
約定時間: 13:14:42 → 13:18:57
収 支: +400円
根 拠: 監視リスト入りしていた銘柄で、板の素直な動きを見てタイミング良くエントリー。
SBI証券
買い増し銘柄
- 2163 アルトナー +1株(合計31株)
売却銘柄
- なし
相場の一時的な下落を利用し、取得単価の引き下げを目的に中長期の高配当銘柄をコツコツと積み上げ中です。
反省点|サンバイオとの距離感がつかめず
「医薬品セクターへの苦手意識を克服したい」という思いで挑戦したサンバイオ。しかし、いざポジションを持ってみると「早く売りたい」という感情に押され、最終的には薄利での決済に終わってしまいました。一時は含み損の時間帯もあり、握力の弱さが露呈。
とはいえ、その後の上昇を見ても「悔しくない」と感じられたことは、心理的な成長の証かもしれません。銘柄選びとメンタルの両面で、引き続きバランスの取れたトレードを目指していきます。