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今日の市況|トランプ大統領の演説と日経平均の動向
昨日、2025年3月4日の米国市場は、トランプ大統領の関税政策強化や経済指標の軟化を受けて大幅に下落しました。ダウ平均株価は42,520.99(-670.25)ドル安となり、S&P500およびナスダック総合指数も下落しました。
トランプ大統領は、カナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を課すと発表し、中国からの全輸入品に対する追加関税も10%引き上げる意向を示しました。これにより、企業の利益圧迫や世界経済への影響が懸念されています。
また、米国供給管理協会(ISM)が発表した2月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.3と、前月の50.9から低下し、市場予想(50.6)を下回りました。特に新規受注の大幅な落ち込みが、経済の先行き不安を強めました。
これらの要因から、エネルギーや情報技術セクターが特に大きく下げた一方、ディフェンシブ銘柄は比較的堅調でした。
日本時間2025年3月5日11:00より、トランプ大統領の施政方針演説が予定されています。
これを控え、日経平均株価は前日終値を挟んだ一進一退の動きを見せています。市場は大統領の演説内容に注目しており、特に関税政策や経済政策に関する発言が焦点となる見込みです。
最新の情報によれば、トランプ大統領は施政方針演説で「米国の勢いは回復した」と宣言し、連邦政府職員にオフィス勤務を命じるなど、今後の政策方針を示しました。また、エリッサ・スロットキン上院議員は反論演説で、トランプ氏の経済・外交政策を批判し、関税の影響による消費者価格の上昇や景気後退の可能性を懸念しました。
日経平均株価は、前日の米国市場の大幅下落やトランプ米大統領の関税政策に対する警戒感が影響し、前場は前日終値を挟んで一進一退の動きを見せましたが後場に入ると、堅調に推移し、最終的に前日比87円06銭高の37,418円24銭で取引を終えました。しかし、取引終了にかけては上値の重い展開となりました。
デイトレ銘柄|防衛関連株と造船株の取引結果
- 7011 三菱重工業 2,363.5→2,369.0(収支+550円)
前場、防衛関連株が上昇していたためエントリー。売却後、株価は下落に転じていたため、高値掴みの恐れがありました。 - 7014 名村造船所 2,396.0→2,398.0(収支+200円)
後場、トレード予定はなかったが、上昇が見られていたためエントリー。薄利であったが利確できました。
反省点
本日の取引では、トランプ大統領の演説内容や関税政策の影響を十分に考慮し、関連銘柄を選定することが重要であると再認識しました。特に、防衛関連株や輸出関連株は政策の影響を受けやすいため、今後も注視していく必要があります。また、利益確定のタイミングやエントリーの判断をより慎重に行うことで、リスクを最小限に抑える努力が求められます。