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【投資記録】内需株主導の日本株と米国市場の動向|12月8日の投資記録

夕暮れの光が差し込むトレードルーム。日本株と米国市場の動向を見つめる兼業投資家のリアルな投資記録。

12月8日の相場は、日米ともに堅調さを維持しながらも、セクターごとの動きに温度差が見られる一日となりました。本記事では、主要指数の動向から米国市場と日本市場の背景、実際のトレード内容や決算銘柄の確認までを一通り振り返っています。短期売買と中長期投資をどのように組み合わせているのか、その運用スタンスも含めて整理していますので、日々の投資判断の参考になれば幸いです。

2025年12月8日の市況|日米ともに上昇基調を維持する主要市場

主要指数(12月8日時点)

日経平均:50,581.94(+90.07)
TOPIX:3,384.31(+21.75)
NYダウ:47,954.99(+104.05)
NASDAQ:23,578.13(+72.99)
S&P500:6,870.40(+13.28)

米国市場(12月5日)

5日の米国市場は、主要3指数がそろって上昇し、前日までのやや不安定な流れから持ち直す動きとなりました。NYダウは前日比+104.05ポイントの47,954.99で取引を終え、安定感のある推移を見せました。S&P500は+13.28ポイントの6,870.40、NASDAQは+72.99ポイントの23,578.13まで上昇し、ハイテク株を中心に買いが継続しました。

市場を支えた要因のひとつが、来週開催予定のFOMCを前にした利下げ観測の高まりです。これにより、金融引き締めへの警戒感がやや和らぎ、株式市場全体のセンチメントを押し上げました。また、リテール関連株を中心とした消費関連銘柄の堅調な推移も、投資家心理の下支えとなりました。

一方で、高値圏での推移が続いていることから、積極的に上値を追う動きは限定的で、利益確定売りと押し目買いが交錯する場面も見られました。強気一辺倒ではなく、決算内容や経済指標を見極めながらポジション調整を行う慎重なスタンスが、市場参加者の間で広がっていた一日だったといえます。

米国市場全体のまとめ

  1. 主要3指数(NYダウ・S&P500・NASDAQ)はそろって上昇して取引を終えた。
  2. FOMCを控えた利下げ観測が市場心理を押し上げる要因となった。
  3. 小売・消費関連株の堅調な動きが指数を下支えした。
  4. 高値圏での推移が続き、上値追いには慎重姿勢も見られた。
  5. 全体として落ち着いた値動きの中で期待と警戒が均衡する相場となった。

日本市場(12月8日)

8日の日本市場は、前週末の米国株高の流れを引き継ぐ形で買い先行のスタートとなりました。日経平均は前営業日比90円07銭高の50,581.94円で取引を終え、小幅ながら反発基調を維持しました。TOPIXは21.75ポイント高の3,384.31ポイントとなり、指数面では日経平均よりもTOPIXの強さが目立つ一日でした。

物色の中心となったのは、不動産、建設、陸運、倉庫といった内需系セクターです。景気の底堅さへの期待や、ディフェンシブ性を意識した資金の流れが見られ、これらの業種が市場全体を下支えしました。一方で、ソフトバンクグループやファーストリテイリングといった指数への影響が大きい主力株が下落したことが、日経平均の上値を抑える要因となりました。

また、国内長期金利の上昇に対する警戒感や、日銀による追加利上げ観測が、特に高PER銘柄や成長株セクターの重しとなったとの見方もあります。売買代金は概算で約5兆191億円、売買高は約19億5,404万株となり、値上がり銘柄数は1,267、値下がりは283、横ばいは59という構成でした。数字の上では幅広い銘柄が上昇したように見えますが、実際にはセクターごとの強弱がはっきりと分かれる展開となりました。

日本市場全体のまとめ

  1. 日経平均は50,581.94円、TOPIXは3,384.31ポイントで反発した。
  2. 内需関連セクターが買われ、相場全体を下支えする動きが見られた。
  3. 主力ハイテク株の下落が日経平均の上値を抑える要因となった。
  4. 長期金利の上昇や日銀の利上げ観測が一部銘柄の重しとなった。
  5. 指数は堅調だったものの、物色はセクターごとに偏りが見られた。

トレード銘柄|短期と中長期積立の併用戦略

楽天証券|デイトレードと積み立て投資

  • 3444 菊池製作所
    株  価: 673.0 → 677.0
    約定時間: 10:11:10 → 10:11:25
    収  支: +400円
    狙  い: フィジカルAI関連銘柄が全体的に強い動きを見せていた中で、菊池製作所も直近数日間で上昇基調を維持していたため、流れに乗る形でエントリーしました。ストップ高気配や連続約定気配が見られた後で、やや落ち着いたタイミングを選んで参入できたことが、リスクを抑えつつ安定したトレードにつながったと感じています。
  • 2865 GXNDXカバコ
    株  価: 1,200.0
    数  量: +2口
    合  計: 130口

SBI証券|スイングトレード

買い増し銘柄

  • 1605 INPEX +1株(合計85株)
  • 7327 第四北越フィナンシャルグループ +1株(合計17株)

売却銘柄

  • なし

本日のポートフォリオ内の決算銘柄

  • 2163 アルトナー
    今期経常利益を1%上方修正しており、業績自体は堅調に推移しています。前場では株価も上昇していましたが、決算発表後は利益確定売りが強まり、大きな陰線を形成して取引を終えています。進捗率は80.0%と高水準を維持しているものの、上方修正幅が限定的だったことが、市場の期待に十分に応えきれなかった可能性があります。一方で、利回り水準は現在およそ4.2%と、インカム面での魅力は十分に残っていると感じています。株価自体もボックス圏での推移が続いているため、過度に悲観するよりも、価格帯を見ながら段階的に検討していくスタンスが有効ではないかと考えています。

11月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。

反省点・総括|テーマ意識と地合い把握を活かした安定トレード

楽天証券でのデイトレードでは、市場のテーマ性を意識した売買が比較的うまく機能しました。フィジカルAI関連という市場の関心が集まりやすいテーマに注目し、連日の上昇トレンドと板の動きを確認したうえでエントリーできたことが、落ち着いた判断につながったと感じています。

また、地銀と信金・信組の統合に対する交付金に関するニュース(参考:読売新聞)が出ていたこともあり、第四北越フィナンシャルグループについては将来的な再編期待を意識して買い増しを行いました。指数面では日経平均、TOPIXともに上昇していたことから、ポートフォリオ内では内需関連銘柄の動きが相対的に良好でした。

継続的に買い増しを行っているヤマハ発動機についても、含み益に転じたことで心理的な余裕を持ってポジション管理ができています。今月末までに300株保有する方針は維持しつつも、地合いや値動きを見極めながら、機械的になりすぎない柔軟な対応を心がけていく予定です。

  • B!