12月1日の相場は、日本と米国で対照的な動きとなりました。日本市場は日銀の利上げ観測をきっかけに急落し、日経平均は5万円を割り込む展開に。一方、米国市場はホリデー商戦への期待や利下げ観測が支えとなり、主要3指数がそろって上昇しました。本記事では、その日の市況から実際のトレード内容、そして反省点までをまとめ、12月相場入り初日の振り返りを行います。
2025年12月1日の市況|日米で対照的な動きが際立った一日
主要指数(12月1日時点)
日経平均:49,303.28(-950.63)
TOPIX:3,338.33(-40.11)
NYダウ:47,716.42(+289.30)
NASDAQ:23,365.69(+151.00)
S&P500:6,849.09(+36.48)
米国市場(11月28日)
11月28日の米国株式市場では、NYダウ、S&P500、NASDAQの3指数がそろって上昇し、5営業日ぶりの続伸となりました。短縮取引の薄商いという条件下でも買いが優勢で、感謝祭後の「ブラックフライデー」に向けた消費への期待が市場を支えました。
また、金先物価格の上昇や10年債利回りの4.02%台への上昇など、安全資産とリスク資産の双方に資金が向かう特徴的な展開に。背景には、12月のFRBによる利下げ観測が根強く、これが株価の下支えとなっていました。加えて、小売株を中心にホリデー商戦への期待が強まり、全体としては「慎重ながらの買い戻し」が優勢な1日となりました。
日本市場(12月1日)
12月1日の日本市場は大きく反落しました。日経平均は950円超の下落となり、節目の5万円を割り込んで取引を終了。この急落を招いた要因は、日銀の植田総裁による「次回会合で利上げの是非を判断したい」という発言で、市場では一気に12月利上げ観測が高まりました。
その結果、日本国債利回りが急速に上昇し、とくに新発2年債が17年ぶりに1%台へ乗せたことが注目されました。また、為替も円高方向に振れ、ドル円は155円半ばでの推移へ。金利上昇と円高のダブルパンチが輸出株やハイテク銘柄に重くのしかかる展開となりました。
ただし、業種別では明暗が分かれ、銀行株や石油・石炭製品などは相対的に堅調に推移。一方で、不動産、鉱業、電気・ガスなどは売られ、新興市場も総じて軟調となりました。
トレード銘柄|地合い悪化の中、慎重なデイトレと積み立てを継続
楽天証券|デイトレードと積み立て投資
- 1893 五洋建設
株 価: 1,735.5 → 1,738.5
約定時間: 09:09:59 → 09:10:09
収 支: +300円
狙 い: 連日高値を更新続けており、本日も上昇していた為エントリー。 - 2865 GXNDXカバコ
株 価: 1,213.0
数 量: +2口
合 計: 122口
SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 1605 INPEX +1株(合計株)
- 5016 JX金属 +2株(合計株)
- 5201 AGC +1株(合計株)
- 7013 IHI +2株(合計株)
- 7272 ヤマハ発動機 +1株(合計株)
売却銘柄
- なし
11月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。
反省点・総括|堅実な撤退と買い場判断が奏功も、カバコの高値掴みを反省
12月入りで配当金の入金も始まり、資金に余裕が出たことでデイトレを再開。五洋建設では慎重な撤退が功を奏し、大きな損失を回避することができました。一方で、カバコをやや高値で買ってしまった点は反省材料に。SBI証券では押し目を的確に拾えたため、全体としては地合いの悪さを考慮しつつ堅実に立ち回れた一日となりました。