2025年11月20日、日米の株式市場はAI関連銘柄を中心に大きく反発しました。特に注目を集めたのは、米NVIDIAが発表した好決算。AI半導体需要の強さが改めて確認され、投資家心理が改善。日本市場でも半導体関連株が買い戻され、日経平均は5営業日ぶりの上昇を記録しました。本記事では、当日の市況とトレード内容、そして反省点を振り返ります。
2025年11月20日の市況|日米ともにAI関連主導で大幅反発
主要指数(11月20日時点)
日経平均:49,823.94(+1,286.24)
TOPIX:3,299.57(+53.99)
NYダウ:46,138.77(+47.03)
NASDAQ:22,564.23(+131.38)
S&P500:6,642.16(+24.84)
米国市場(11月19日)
19日の米国市場は、前日までの下落基調から一転し、主要3指数がそろって反発しました。NYダウは47.03ドル高、S&P500は24.84ポイント高、NASDAQは131.38ポイント高と、いずれも堅調な動きを見せました。
この日の注目は、FOMC(米連邦公開市場委員会)の議事要旨と、引け後に控えていたNVIDIAの決算発表です。FOMCでは利下げに慎重な姿勢が示され、一時的に買いの勢いが鈍る場面もありましたが、全体としてはハイテク株を中心に買いが優勢となりました。
特にNVIDIAに対する期待が高まり、取引時間中から株価は上昇。引け後に発表された第3四半期決算では、売上が570億ドル、純利益が319億ドル、1株当たり利益が1.30ドルと、いずれも市場予想を上回る好結果となりました。AI向け半導体の需要が引き続き堅調であることが確認され、アフターマーケットでは株価がさらに上昇。AI関連銘柄全体への投資家心理も改善しました。
ただし、FOMC議事要旨ではインフレ抑制を重視する姿勢が強調され、利下げ時期が後ろ倒しになる可能性も意識されており、今後の相場展開には引き続き金融政策の動向が重要なカギを握ります。
日本市場(11月20日)
20日の東京株式市場は、前日までの軟調な流れを断ち切り、大幅に反発しました。日経平均株価は1,286円24銭高の49,823円94銭で取引を終え、5営業日ぶりの上昇となりました。TOPIXも53.99ポイント高の3,299.57ポイントと、幅広い銘柄に買いが入りました。
この上昇の背景には、米NVIDIAが日本時間20日朝に発表した好決算があります。AI向け半導体の需要が引き続き強く、売上・利益ともに市場予想を上回ったことで、日本市場でもアドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコなどの半導体関連銘柄に買いが集まりました。
また、為替市場ではドル円が157円台半ばまで円安が進行。これは約10か月ぶりの水準で、輸出関連株にとっては追い風となりました。円安の背景には、米国の利下げ観測の後退やNVIDIA決算を受けたドル買いの動きがあります。
午後の取引では利益確定の売りも見られ、日経平均は一時5万円台を回復したものの、終値ではわずかに届かず。今後は国内の財政政策や日銀の金融スタンス、為替動向などが注目されます。
トレード銘柄|積立とスイングで堅実に買い増し、売却は見送り
楽天証券|積み立て投資
- 2865 GXNDXカバコ
株 価: 1,194.0
数 量: +1口
合 計: 109口
SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 261A 日水コン +1株(合計21株)
- 3798 ULSグループ +10株(合計75株)
- 5016 JX金属 +2株(合計22株)
- 7013 IHI +2株(合計14株)
- 7272 ヤマハ発動機 +3株(合計172株)
- 7832 バンダイナムコホールディングス +1株(合計2株)
- 8904 AVANTIA +5株(合計200株)
売却銘柄
- なし
反省点・総括|資金余剰が招いた買い過ぎへの反省
NVIDIAの好決算を受けて日本市場は大きく上昇し、TOPIXも堅調に推移。市場全体に資金が流入している印象を受けました。そうした中で、上昇はしているもののまだ大きく値を上げていない銘柄を中心に買い増しを実施。
ただ、前日に利確したことで資金に余裕ができたこともあり、やや買い過ぎた感が否めません。今後は冷静な資金配分と、エントリータイミングの見極めをより意識していきたいと感じています。