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【投資記録】円安相場で買い増し判断|10月8日の投資記録

2025年10月8日の東京株式市場は、円安進行と過熱感の警戒が重なり、日経平均が5営業日ぶりに反落。一方でTOPIXは最高値を更新するなど、セクターごとの明暗が際立った一日となりました。本記事では、米国市場の動きから日本市場の展開、そして積み立て・スイングトレード戦略までを振り返り、今後の投資戦略を整理していきます。円安と政策期待が入り混じる相場のヒントを探っていきましょう。

2025年10月8日の市況|円安進行と過熱感で日経反落、TOPIXは最高値更新

主要指数(10月8日時点)

日経平均:47,734.99(-215.89)
TOPIX:3,235.66(+7.75)
NYダウ:46,602.98(-91.99)
NASDAQ:22,788.36(-153.30)
S&P500:6,714.59(-25.69)

米国市場(10月7日)

10月7日の米国株式市場は、前日までの強い上昇トレンドが一服し、利益確定売りが優勢に。S&P500は0.4%下落の6,714.59で引け、7日連続の上昇に終止符を打ちました。ダウ工業株30種は0.2%安の46,602.98、ナスダックは0.7%安の22,788.36と、特にハイテク株中心に調整色が強まりました。

過去最高値圏での「息切れ感」が指摘され、目立った悪材料はないものの、過熱感を警戒する売りが広がった形です。特に Oracle はクラウド/AI事業の利益率懸念で下落、Tesla も低価格モデル発表後の採算悪化懸念から4%超の大幅安となりました。

一方、AMD はOpenAIとのAIチップ契約が好感されて続伸、Dell も長期ガイダンス上方修正で買い優勢となり、相場を下支えしました。

また、安全資産への資金流入が目立ち、金価格は1トロイオンスあたり4,000ドルを突破。米10年債利回りも低下し、リスク回避ムードの高まりが確認されました。加えて、フランスの政局不安や米政府機関のシャットダウン懸念も投資家心理を冷やした要因といえます。

日本市場(10月8日)

10月8日の東京株式市場は、後場にかけて売りが優勢となり、日経平均は前日比215円89銭安の47,734.99円と5営業日ぶりに反落。一方でTOPIXは7.75ポイント高の3,235.66と、終値ベースで史上最高値を更新しました。

この日の後場下落は、単なる利益確定だけでは説明しづらい複合要因が絡んでいます。まず、連日の高値更新による過熱感が強まり、ポジション調整が入りやすくなっていたこと。さらに、円相場が152円台半ばまで下落し、緩和的政策観測による円売りが進んだことも背景にあります。円安は輸出株に追い風となる一方で、輸入コスト上昇懸念を通じて物価圧力や企業業績への不安を呼びました。

また、米国市場の反落がグローバルなリスクオフムードを誘発し、後場の売りを加速させた側面もあります。
結局、今回の下落は「利益確定売り」がきっかけでありながら、過熱感・円安・海外市場の不透明感という三重の圧力が重なった結果といえそうです。

トレード銘柄|積み立ては様子見、スイングで押し目買いを実施

楽天証券|積み立て投資

本日、楽天証券での積み立て投資は行っていません。

SBI証券|スイングトレード

買い増し銘柄

  • 4204 積水化学工業 +2株(合計8株)
  • 4208 UBE +1株(合計22株)
  • 7272 ヤマハ発動機 +1株(合計139株)
  • 9433 KDDI +2株(合計8株)

売却銘柄

  • なし

反省点|円安局面での買い増し判断

日経平均は過熱感を背景に反落したものの、ポートフォリオ全体はプラスを維持。後場に含み益をやや減らしたものの、下落銘柄を中心に冷静に買い増しを行いました。

一方で、カバコは分配金の権利付き最終日という特殊要因から上昇。明日の下落タイミングで多めに購入する計画を立てています。

また、ソニーFGについては自己株式の立会外買付IRを受けて買いを見送りましたが、145円の指値が約定せず上昇していった点が悔やまれるところです。再上場後の株主還元姿勢を踏まえ、今後も安値で拾うチャンスを慎重に狙いたいところ。


全体的に、円安や政策観測といったマクロ要因を意識しつつも、個別の押し目を的確に捉えた一日でした。今後は短期の値動きに惑わされず、調整局面をチャンスとする姿勢を継続したいと思います。

  • B!