2025年10月2日の日本市場は、日経平均が大幅反発する一方でTOPIXが下落するという対照的な動きを見せました。本記事では、米国市場の背景から日本市場の乖離の理由、そして積み立てや買い増しの投資行動までを振り返り、投資記録として整理します。
2025年10月2日の市況|寄与度銘柄が主導した日経平均反発
主要指数(10月2日時点)
日経平均:44,936.73(+385.88)
TOPIX:3,087.40(-7.34)
NYダウ:46,441.10(+43.21)
NASDAQ:22,755.16(+95.15)
S&P500:6,711.20(+22.74)
米国市場(10月1日)
10月1日の米国市場は、政府閉鎖リスクという政治的不透明感を抱えながらも、主要株価指数は揃って上昇しました。S&P500は+0.3%高で史上最高値を更新し、ダウは+0.1%、ナスダックも+0.4%の上昇となりました。
背景には、弱めの経済指標を受けて債券利回りが低下したことや、ドル安が進んだことが挙げられます。これにより、割引率の低下を好感して株式が買われやすくなり、リスク資産選好の流れが強まりました。さらに、過去の政府閉鎖時にも市場が比較的落ち着いていた経験則や、9月から続くモメンタムの勢いも後押しとなりました。
結果として「不安材料はあるが、それ以上に買い意欲が勝った」という展開での上昇となりました。
過去の政府閉鎖と、起こりうる影響についてはこちらにまとめてあります👇
日本市場(10月2日)
日本市場は米国市場の流れを受け、日経平均が5営業日ぶりに反発しました。終値は前日比+385円88銭の44,936円73銭。一方で、TOPIXは小幅安で引けており、両指数の動きに乖離が見られました。
この背景には、日経平均を大きく押し上げたのが東京エレクトロンやディスコといった半導体関連銘柄だった点があります。日経平均は「値がさ株」の動きに左右されやすいため、これら大型株の上昇が強く反映されました。
しかし、銀行や小売、サービス業など幅広い銘柄には弱さが目立ち、時価総額全体を反映するTOPIXは下落。つまり「特定の主力株が強いが、市場全体はやや重さが残る」という構図でした。
トレード銘柄|積み立て・買い増し中心
楽天証券|積み立て投資
- 8927 ソニーフィナンシャル・グループ
株 価: 150.0
合 計: 100株
狙 い: 上場当初から注目していた銘柄で、今回ついに希望水準で約定。直近の下落傾向はやや不安もあるものの、将来的な利上げ期待や取得単価の低さ、流動性を考慮し、今後の成長性に賭けた購入。配当よりも値上がり益を狙った投資。 - 9432 NTT(NTT)
株 価: 153.0
合 計: 2,200株 - 2865 GXNDXカバコ
株 価: 1,109.0
数 量: +2口
合 計: 57口
SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 4208 UBE +1株(合計18株)
- 7272 ヤマハ発動機 +1株(合計136株)
売却銘柄
- なし
反省点|寄与度の偏りとポートフォリオの課題
ソニーフィナンシャルグループについては、当初から「ここで買いたい」と思っていた水準での約定となったのは良い点。ただ、上場後の下落トレンドが気になる部分もあり、今後は成長性を見極めつつ追加購入を検討する必要があります。
一方、相場全体では日経平均が上昇したものの、ポートフォリオ内は後場にかけてやっと含み益が戻る形となり、前日比ではマイナスで終了。日経平均が寄与度の大きな銘柄で支えられ、TOPIXが下落した構図を踏まえると、今後は値がさ株やディフェンシブ銘柄をバランス良く組み込むこと、あるいはリバランスの実行を検討する必要があると感じています。