Daily accumulation creates the future.

兼業投資家が小金持ちを目指すブログ

【投資記録】全面安の日本市場、米政府閉鎖リスクが重しに|10月1日の投資記録

2025年10月1日の日本市場は、米国の政府閉鎖リスクに加えて円高圧力が重なり、日経平均は381円安と大幅続落となりました。全面安の展開は投資家の警戒感を映し出すものであり、需給要因も相まって下げが強まった形です。本記事では米国市場の動きや政府閉鎖リスク、日本市場の背景を整理しつつ、本日の投資状況や反省点についてもまとめました。

2025年10月1日の市況|円高圧力と全面安で日経大幅続落

主要指数(10月1日時点)

日経平均:44,550.85(-381.78)
TOPIX:3,094.74(-42.86)
NYダウ:46,397.89(+81.82)
NASDAQ:22,660.01(+68.86)
S&P500:6,688.46(+27.25)

米国市場(9月30日)

9月30日の米国市場は、期末の駆け込みや米連邦政府予算を巡る不透明感を背景に、利食いと警戒感が交錯する展開となった。S&P500やナスダックは小幅ながら下落したとの報道がある一方、別の統計ではむしろ上昇を示すデータも出ており、市場の解釈は分かれていた。投資家心理には「政府閉鎖リスク」を意識しながらも、強気と慎重が入り混じる状況だったといえる。

全体を通じてみれば、9月は株式市場にとって好調な月となり、いくつかの主要指数は15年ぶりの好成績を記録したとの見方も出ている。加えて第3四半期のボラティリティは抑えられ、近年にない落ち着いた相場であったことも注目点だ。

政府閉鎖について、過去の経緯と、今回閉鎖した場合の影響について整理しておきます。

過去の政府閉鎖 — 主なポイント

  • 米国では1976年以降、20件以上の資金不足による政府機能停止(いわゆる「閉鎖」)が発生した。
  • 多くは短期間(数日~1週間前後)で解決されたものが多数で、長期化した例は少ない。
  • 最長だったのは2018年末〜2019年初めの35日間の閉鎖で、この間、政府機関の運営停滞、連邦職員の給与遅延、一部の公共サービス中断、経済成長への足かせなどが指摘された。
  • 相場への影響という視点では、多くのケースで一時的な調整や警戒感の高まりはあっても、その後の回復が比較的早いというパターンが多いとの分析もある。

予想されうる影響

以下は可能性のひとつとして考えられる影響で、実際の強度や範囲は閉鎖の期間や政策対応で大きく変わる:

  • 経済指標発表の遅延・中断
     労働統計 (雇用統計、失業率など)、GDP速報値、CPI等の発表が停止または遅延する可能性。政策判断材料が揃いにくくなる。
  • 公共サービスや連邦機関業務の縮小・停止
     一部の連邦職員の休業、非必須機関の業務停止、国立公園や規制当局などで業務遅延が出る可能性。
  • 信用・政策不確実性の高まり
     政治的対立の長期化というリスクを市場が織り込みやすく、金融市場でのリスクオフ傾向(債券買い、安全資産への逃避など)が強まる可能性。
  • 経済成長へのブレーキ
     消費者支出の鈍化、連鎖的な民間投資の先送りなどの副次的影響(政府支出停止が一部の需要を削ぐ可能性)も念頭に置かれる。
  • 市場のボラティリティ上昇
     政治判断・財政見通しの不透明さが増すほど市場心理が敏感になり、上下に振れる展開が出やすくなる可能性。
  • 回復余力と時間軸の重要性
     多くの過去例では短期間での復旧後、株式市場は元のトレンドに戻ることが多かったとの分析が多い。

日本市場(10月1日)

10月1日の日本市場は、米国の政府閉鎖リスクに加えて円高の進行や需給の重さが意識され、日経平均は4万4,550円85銭と前日比381円安で取引を終えました。TOPIXも3,094.74まで下落し、全体的に軟調な一日となりました。

業種別では、不動産や銀行、素材や機械など幅広い分野が売られ、上昇した業種はごく限られました。為替市場ではドル/円が147円台後半から円高方向に動き、特に輸出関連株にとっては重しとなった格好です。

今回のように下げ幅が大きく、しかも全面安に近い形になるのは、投資家のリスク回避姿勢が強まっているサインともいえます。複数のセクターに売りが広がっていることから、市場のムードがやや「調整モード」に入ったように見えました。

また、円高が進むことで輸出企業の利益見通しが慎重になりやすい点や、国内機関投資家の期末調整・利益確定売りが重なった可能性もあります。外部要因と国内要因の両方が作用して、下げを押し広げた印象です。

さらに、この日は中国の国慶節休暇で本土市場や香港市場が休場だったため、アジア全体で売買が薄くなりやすい状況でした。流動性が低いなかで外部要因が意識されると値動きが大きくなりやすく、日本株の下げを強めた要因のひとつと考えられます。

トレード銘柄|単元未満株でコツコツ買い増し

楽天証券|積み立て投資

  • 2865 GXNDXカバコ
    株  価: 1,110.0
    数  量: +2口
    合  計: 55口

SBI証券|スイングトレード

買い増し銘柄

  • 4208 UBE +1株(合計17株)
  • 7272 ヤマハ発動機 1株(合計135株)

売却銘柄

  • なし

反省点|ヤマハ発のサポート割れに注意

前日の米株は堅調だったものの、日本市場は政府閉鎖リスクや円高の影響で全面安の展開に。単元未満株の買い増しは継続したが、ヤマハ発動機は1,100円を維持できずに下落。次のサポートラインである1,000円を試す可能性もあり、買い増しによる平均取得単価の引き下げは有効ではあるが、含み損拡大のリスクも抱えている。今後は「安いから買う」ではなく、需給とチャートの節目を意識しながら慎重に追加していきたい。

  • B!