2025年9月17日の株式市場は、米国市場がFOMCを前に調整を強めた流れを受け、日本市場でも45,000円の節目を巡る攻防が続きました。本記事では、米国と日本の市況を整理するとともに、個別のトレード状況や反省点を振り返り、今後の投資判断に役立つ視点をまとめています。積み立て投資を実践する投資家のブログとして、市況分析をわかりやすく解説していきます。
2025年9月17日の市況|米FOMCを控えた調整と日本市場の45,000円攻防
主要指数(9月17日時点)
日経平均:44,790.38(-111.89)
TOPIX:3,145.83(-22.53)
NYダウ:45,757.90(-125.55)
NASDAQ:22,333.96(-14.79)
S&P500:6,606.76(-8.52)
米国市場(9月16日)
9月16日のニューヨーク市場は、主要3指数がそろって小幅安となりました。ダウは125.55ドル安の45,757.90、S&P500は8.52ポイント安の6,606.76、ナスダックは14.79ポイント安の22,333.96で引けています。前日の上昇で史上最高値付近に迫っていた反動もあり、「一息ついた」ような調整相場でした。
背景には、消費関連の指標と雇用関連のシグナルが交錯したことがあります。8月の小売売上高が前月比+0.6%と予想を上回り、景気の底堅さを示した一方で、失業保険申請の増加など労働市場の緩みも意識されました。これに加え、FRBの政策会合が始まったことで市場は積極的に動きづらく、結果的に強弱材料が打ち消し合う格好となったのです。
個別株では、ユナイテッドヘルスが2.3%安、NVIDIAが1.6%安と大型株に売りが出て指数の重しとなりました。NVIDIAは中国市場でのAI需要に不透明感が漂ったことが嫌気され、ハイテク全体のセンチメントを弱めています。一方、OracleはTikTok関連の思惑から買われるなど、銘柄ごとの差は大きい展開でした。
投資家にとっては「好調な消費」と「ソフト化する雇用」のどちらに重きを置くかが焦点であり、翌日のFOMC声明とパウエル議長会見に注目が集まります。相場が上に抜けるのか、あるいは再び押し戻されるのか、方向感はイベント次第という状況です。
日本市場(9月17日)
日本市場は、前日に日経平均が45,000円台に一時到達した反動から利益確定売りが優勢となり、日経平均は111.89円安の44,790.38円で取引を終えました。円高の進行や米国株の調整を受け、寄付きから軟調なスタートでしたが、引けにかけては買い戻しも入り、45,000円付近を試す場面も見られました。
銘柄では、半導体関連の東エレク、アドバンテスト、ソニーG、ディスコなどが堅調に推移。一方で、保険・証券・鉄鋼といった業種は売られやすく、相場全体を下押ししました。
全体的には「イベント前の持ち高調整」といった色合いが強く、米国の金融政策や円相場の動向をにらみつつ、45,000円を突破できるかどうかが今後の大きな焦点となっています。
トレード銘柄|楽天証券とSBI証券での動き
楽天証券|積み立て投資
- 2865 GXNDXカバコ
株 価: 1088.0
数 量: +1口
合 計: 45口
SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 7272 ヤマハ発動機 +1株(合計128株)
- 8593 三菱HCキャピタル +1株(合計196株)
売却銘柄
- なし
反省点|慌てず持ち続けた経験の価値
保有中の大盛工業は2日連続で陽線を付け、株価はついに1,000円台に到達しました。昨日の時点で焦って手放さずに様子を見ていたことが、結果的に功を奏した形です。
過去には含み損を抱えていた銘柄がようやくプラスに転じた際、即座に利確してしまい、その後の上昇を逃した苦い経験がありました。その反省が今回の判断につながっています。
もちろん、損切りや利確のタイミングは人それぞれで正解が一つとは限りません。ただ、こうした経験が積み重なって「判断の幅」を広げていくのだと感じます。トレードの世界では、失敗も成功もどちらも財産。今後の投資にも活かしていきたいところです。