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【収支報告】大盛工業の決算後シナリオと市場動向|9月16日の投資記録

2025年9月16日の相場を振り返ります。米国市場はFRBの利下げ期待を背景に最高値を更新し、日本市場も一時的に史上初となる4万5000円台を突破しました。本記事では日経平均の動向に加え、積み立て投資やスイングトレードの記録、さらに決算で揺れる大盛工業の株価シナリオを整理しています。国策銘柄として注目される同社の今後をどう見ていくべきか、ブログ形式でわかりやすくまとめました。

2025年9月16日の市況|日経平均、一時4万5000円台を突破

主要指数(9月16日時点)

日経平均:44,902.27(+134.15)
TOPIX:3,168.36(+7.87)
NYダウ:45,883.45(+49.23)
NASDAQ:22,348.75(+207.65)
S&P500:6,615.28(+30.99)

米国市場(9月12日~9月15日)

9月12日(金)の米国株は、ダウとS&P500がやや軟調だったものの、ナスダックは高値圏を維持しました。テスラやマイクロソフトといった大型テック株が上昇し、AI関連への期待感が引き続き相場を支えています。ただし、インフレ関連データが「利下げ確定」とまでは言えず、慎重ムードも残りました。

週明け15日(月)は一転して力強い展開に。FRBの利下げが確実視される中、S&P500とナスダックは揃って最高値を更新。クラウドや通信、消費関連株が買われ、テスラのイーロン・マスクCEOによる自社株購入ニュースも投資家心理を押し上げました。対照的に、エヌビディアは中国での独禁法調査の報道で一時売られる場面もありました。

金利面では10年債利回りが低下傾向にあり、ドルは軟調。金価格は上昇しました。

日本市場(9月16日)

日本市場は4営業日続伸。日経平均は前週末比134円高の44,902円で取引を終え、連日で最高値を更新しました。特に注目されたのは「史上初めて日経平均が45,000円台に一時到達」したこと。寄り付き直後に4万5055円まで上昇する場面もあり、大台突破を市場全体が意識する1日となりました。

背景には米国株、とくにハイテクや半導体関連の上昇があります。国内でも電機・精密機器・機械株を中心に買いが広がりました。また、自民党総裁選に小泉進次郎農相が立候補を表明したことも材料視され、「金融政策の方向性」に対する思惑が広がり、為替や国債市場にも影響しました。

為替は円高基調で1ドル=146円台後半。10年国債利回りは小幅上昇し、国債価格は下落しました。

トレード銘柄|

楽天証券|積み立て投資

  • 2865 GXNDXカバコ
    株  価: 1,093.0
    数  量: +1口
    合  計: 44口

最近の決算を受けて揺れる大盛工業の今

99月12日に大盛工業(1844)が発表した決算は増収増益。売上高は前年同期比+7.7%、営業利益+26.2%と好調でした。ところが来期は営業利益が約16%減益予想となり、市場の見方は慎重に。決算直後はPTSでストップ安、翌営業日も窓を開けて下落するなど、株価は弱含みで推移しています。

今後の株価シナリオ

  • シナリオ1:底打ち後の反発パターン
    • 減益予想が一巡して投資家の不安がやや後退する。
    • 政府公共投資や国策案件で具体的な新規受注の発表がある。
    • 短期的な売り圧が弱まり、5日・25日移動平均線近辺で買いが入る。
    • 株価は「窓を埋める」動き → 抵抗ラインを突破できれば戻しが期待できる。
  • シナリオ2:レンジ圏でのジリ下げ~調整継続パターン
    • 減益見通しに対するネガティブ要因(コスト高・人手不足など)が解消されない。
    • 政策材料が期待ほど強くない、あるいは具体性に欠ける。
    • 株価は窓を埋めようとする動きもあるが、25日移動平均線に阻まれて上値が重く、800〜1,100円あたりのレンジで上下。
    • 出来高が減り、反発力が弱い状態が続く。
  • シナリオ3:期待先行の巻き戻しパターン
    • 業績見通しの改善や新しいポジティブ材料(受注やコスト改善の発表など)が出る。
    • 市場センチメントが回復し、国策銘柄として注目を再び集める。
    • 特に25日・50日移動平均線を上抜けるような動きがあり、高値追いの動きが強まる。
    • 利益確定売りも予想されるが、1,200円~1,400円台あたりまで戻る可能性あり。

SBI証券|スイングトレード

買い増し銘柄

  • 7272 ヤマハ発動機 +1株(合計127株)
  • 8593 三菱HCキャピタル +1株(合計194株)

売却銘柄

  • なし

反省点|大盛工業を保有し続けるかどうか

大盛工業については「国策銘柄だから安心」と思いたい気持ちがあります。ただし、足元の株価は下落基調で、テクニカル的にも弱さが目立ちます。もし調整が長引くなら、一度売却を検討する判断も必要だと感じています。

全体的には市場の追い風を捉えた投資ができましたが、大盛工業のように「テーマ性」だけで判断し続けるのはリスクを伴います。今後は株価シナリオを冷静に見極めつつ、戦略を柔軟に切り替えることが大切だと感じました。

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