2025年9月11日の市況|史上最高値更新、日経平均は44,000円台を大引けでも突破
主要指数(9月11日時点)
日経平均:44,372.50(+534.83)
TOPIX:3,147.76(+6.79)
NYダウ:45,490.92(-220.42)
NASDAQ:21,886.06(+6.54)
S&P500:6,532.04(+19.43)
米国市場(9月10日)
米国市場の注目は8月の卸売物価指数(PPI)。予想では+0.3%の上昇でしたが、結果は-0.1%とまさかの低下。インフレの抑制が意識され、FRBの利下げ観測が一段と現実味を帯びました。
特に目立ったのは Oracle(オラクル)。クラウドインフラ事業の見通しを引き上げ、AI需要の力強さを背景に株価は一日で30%を超える急騰。AI・クラウド関連銘柄全体を引っ張る存在となりました。この勢いを受けて、Nvidia、AMD、Broadcom といった半導体株も大きく上昇。データセンター関連企業への資金流入も見られました。
一方で Apple は新型iPhoneの発表後も振るわず、複数日続けて売られる展開に。ダウ平均は非ハイテク株の弱さが重しとなり下落。
指数を俯瞰すると、S&P500とナスダックは史上最高値を更新。特にS&P500は終値ベースで過去最高水準に到達しました。ただしダウは出遅れ感が強く、セクター間の明暗がくっきりと分かれた形です。債券市場では、10年国債利回りが4.09%から4.04%へと低下しました。
日本市場(9月11日)
東京市場では、米国のPPI低下を背景とした利下げ期待が追い風となり、投資家のリスク選好が強まりました。AIや半導体関連が勢いづき、ソフトバンクグループやアドバンテスト が上昇を主導。
国内でも自民党総裁選を控え、次期政権による経済政策や財政支出拡大への期待が先行。投資家心理を押し上げる要因となりました。
為替はドル円で147円台後半を推移。ドル安と円安のせめぎ合いに、日本の政局不透明感も加わり、やや方向感に欠ける展開となりました。
そして注目はやはり日経平均。終値で 44,372円50銭と史上最高値を更新。前日はザラ場で44,000円に一時到達しましたが、この日は終値でしっかりと突破。節目の44,000円台を大引けで維持したことにより、“高値探し”の相場ムードがいっそう鮮明になりました。
トレード銘柄|本日はS株のみ
SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 7272 ヤマハ発動機 +1株(合計126株)
売却銘柄
- なし
反省点|寄り天の値動きに対応できず
本日は外出していたため、デイトレードは行わず、S株の買い増しのみとなりました。保有中の 情報戦略テクノロジー は、朝イチのIR発表で急騰したものの、その後すぐに反落し「寄り天」の展開に。利益を伸ばすどころか反落に巻き込まれたため、そろそろ損切りの検討が必要だと感じています。